Work

版画に寄せる思い

何よりも、最高の刷り師の師匠との出会いが私の原動力である。
リトグラフの黒は深い。吸い込まれそうな奥ゆかしさ。黒の中に現れるあらゆる色。暖かさの中に冷たさがあり、甘くてほろ苦い。こう感じることができるのはリトの黒だけ。でもそれは、作り手の腕が確かな時にのみ出会うことが叶う。私の表現をその黒にのせ、ゾクッとするような色気漂う世界を作りたくてリトで作品を作る。リトの黒でなくては表現することはできない。
リトとの出会いは浪人時代。講師が私のデッサンをリトっぽいと言った。ここで興味を抱き、最初に見てしまったのがルドンの作品だ。実物はどんなだろうと惹きつけられ、本物のルドンの美しすぎる作品を見て迷わずリトを学ぶ道に。学生の頃は1作品に10版も使う派手な制作もした。2年間のパリ滞在中に墨絵の洗練された空間美に気づきがあり、自分の世界が黒中心へと変化していく。

私の作品ができまで

主な作品

 2013 リトグラフ 100×60mm

 2013 リトグラフ 100×60mm

 2013 リトグラフ 100×60mm

『birth-Y』 2013 リトグラフ

『birth-X』 2013 リトグラフ

『birth-Q』 2013 リトグラフ

『micro-no.31』 2013 リトグラフ 150×80mm

 『micro no.28』 2013 リトグラフ

『micro-no.18』 2013 リトグラフ

『micro/no.17』 2012 リトグラフ 150×80mm

 2012 リトグラフ 150×80mm

『micro-no.13』 2012 リトグラフ 150×80mm

 2012 リトグラフ 150×80mm

 2012 リトグラフ 80×150mm

 2012 リトグラフ

『生命(新天地へ)』 2012 リトグラフ 120×320mm

『Birth-S』 2011 リトグラフ 600×240mm

 2011 リトグラフ 200×80mm

 2011 リトグラフ

『micro No.15』 2010 リトグラフ 170×100mm

 2010 リトグラフ 300×140mm

 2010 リトグラフ

 2009 リトグラフ 220×160mm

『micro/no.11』 2008 リトグラフ 260×200mm

『雪暮れ・夢見月』 2006 紙にアクリル絵具・コンテ・色鉛筆 295×395mm『雪暮れ・夢見月』 2006 紙にアクリル絵具・コンテ・色鉛筆 295×395mm

『雪待月・27日』 2006 紙にアクリル絵具・コンテ・色鉛筆 395×295mm『雪待月・27日』 2006 紙にアクリル絵具・コンテ・色鉛筆 395×295mm

『雪垂り』 2006 紙にアクリル絵具・コンテ・色鉛筆 395×295mm『雪垂り』 2006 紙にアクリル絵具・コンテ・色鉛筆 395×295mm

『雪代水』 2006 紙にアクリル絵具・コンテ・色鉛筆 295×395mm『雪代水』 2006 紙にアクリル絵具・コンテ・色鉛筆 295×395mm

『春待月』 2006 紙にアクリル絵具・コンテ・色鉛筆 395×295mm『春待月』 2006 紙にアクリル絵具・コンテ・色鉛筆 395×295mm

『結合』 2005 リトグラフ 220×180mm ed.5『結合』 2005 リトグラフ 220×180mm ed.5

『双子のベッドルーム』 2005 リトグラフ 220×180mm ed.5『双子のベッドルーム』 2005 リトグラフ 220×180mm ed.5

『水中呼吸』 2005 リトグラフ 220×180mm ed.5『水中呼吸』 2005 リトグラフ 220×180mm ed.5

『九段下』 2005 リトグラフ 300×220mm ed.9『九段下』 2005 リトグラフ 300×220mm ed.9

『雪がとけたら』 2005 リトグラフ 220×300mm ed.5『雪がとけたら』 2005 リトグラフ 220×300mm ed.5

『雪の下の春』 2005 リトグラフ 300×220mm ed.5『雪の下の春』 2005 リトグラフ 300×220mm ed.5

『小春日和』 2005 リトグラフ 220×300mm ed.5『小春日和』 2005 リトグラフ 220×300mm ed.5

『和音』 2005 リトグラフ 220×300mm ed.5『和音』 2005 リトグラフ 220×300mm ed.5

『大銀杏の木と息吹』 2005 リトグラフ 600×350mm ed.6『大銀杏の木と息吹』 2005 リトグラフ 600×350mm ed.6

『系統発生』 2005 リトグラフ 600×350mm ed.7『系統発生』 2005 リトグラフ 600×350mm ed.7

『35億年の彼方より』 2005 リトグラフ 600×350mm ed.5『35億年の彼方より』 2005 リトグラフ 600×350mm ed.5

『リトグラフ』 2004 リトグラフ 300×220mm ed.5『リトグラフ』 2004 リトグラフ 300×220mm ed.5

『五つ子』 2004 リトグラフ 220×300mm ed.5『五つ子』 2004 リトグラフ 220×300mm ed.5

『芽吹き』 2004 リトグラフ 300×220mm ed.5『芽吹き』 2004 リトグラフ 300×220mm ed.5

Profile

殿塚絵里子 / 1979年栃木県生まれ - 2021年永眠。
創形美術学校研究科版画課程修了(高澤賞受賞)および京都造形芸術大学美術科を卒業。Cite International des Arts(パリ国際芸術会館)で2年間研修を経て、L’ART VERITEリトグラフィー研究所に所属。東京都及び栃木県を中心に国内外で活動。栃木県版画協会の会員としても活躍した。

Erico TONOTSUKA 殿塚絵里子

活動実績

2002年
  • 全国大学版画展(町田市立国際版画美術館)買上賞受賞
  • 日韓国際交流展(釜山 ギャラリーELSA)
2003年
  • 個展 高澤賞受賞展(池袋 ガレリアプント)
  • 創形アニュアル’03(銀座 井上画廊)
2004年
  • 創形アニュアル’04(銀座 井上画廊)
  • L’ART VERITEリトグラフ展(六本木 AXISギャラリー)
  • 個展(恵比寿 日仏会館エントランスホール)
  • 個展(国立 アートスペース88)
2005年
  • Visual contents 2(日本橋 SAN-AIギャラリー)
  • 個展 新作家たち(小平 松明堂ギャラリー)
2006年
  • L’ART VERITEリトグラフ展(府中市立美術館)
  • 個展(パリ Cite International des Arts)
2007年
  • SIPA2007 ソウル国際アートフェア(ソウル 国際アートセンター)
2008年
  • 個展(池袋 ガレリアプント)
  • L’ART VERITEリトグラフ展(市ヶ谷 ギャラリー山脇)
  • Visual contents9(日本橋 SAN-AIギャラリー)
2009年
  • 個展(日本橋 SAN-AIギャラリー)
  • L’ART VERITEリトグラフ展(六本木 AXISギャラリー)
  • 第54回CWAJ現代版画展(東京アメリカンクラブ)
2010年
  • 個展(小平 松明堂ギャラリー)
  • L’ART VERITEリトグラフ展(六本木 AXISギャラリー)
  • 第55回CWAJ現代版画展(東京アメリカンクラブ)
  • 下野新聞動画ニュース ~【まちの芸術家】リトグラフ・殿塚絵里子さん
2011年
  • Visual contents13(日本橋 SAN-AIギャラリー)
  • L’ART VERITEリトグラフ展(六本木 AXISギャラリー)
  • 個展(日本橋 ギャラリーTOMOS)
2012年
  • 版画フォーラム2012(東秩父 和紙の里)
  • ビエンナーレうしく展(牛久市中央生涯学習センター)
  • 版画フォーラム2012入賞者選抜展(銀座養清堂画廊)
  • 個展(日本橋 SAN-AIギャラリー)
  • 第57回CWAJ現代版画展(東京アメリカンクラブ)
2013年
  • リトグラフ二人展(国立 アートスペース88)
  • 個展(日本橋 ギャラリーTOMOS)
2015年
  • 個展(栃木市 なすび食堂)
  • 下野新聞(朝刊) ~ 生命の躍動感リトグラフに 栃木・なすび食堂で作品展 野木出身の作家殿塚さん
2016年
  • 栃木県版画展2016(栃木県宇都宮市 栃木県総合文化センター)
  • 木・石・銅・拓版画展(栃木県小山市 たから園現代工芸)
  • 第3回栃木県版画協会有志展(栃木県大田原市 東武大田原店)
2017年
  • 殿塚絵里子展リトグラフの世界(栃木県大田原市 ギャラリー路)
  • 第43回信州版画展(長野県上田市 上田市立美術館(サントミューゼ))
2018年
  • 栃木県版画展2018(栃木県栃木市 栃木県総合文化センター)
2019年
  • 栃木県版画展2019(栃木県鹿沼市 鹿沼市文化活動交流館ギャラリー)
2020年
2021年
2022年

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